有限体上の進捗

千葉にある大学で数学とプログラミングをやりながら走って情報保障をしています

2月第5週+3月第1週

先週は24(水)「最強DB講義 #4 いつでもどこでも秘密計算の時代へ」を聴講し,25(木)「「量子コンピュータによる機械学習」読書会」の勉強会に参加しました.
前者は,秘密計算の勉強を前に少ししていたので,分かりやすかったです.ただ,NIST大3ラウンドに残った格子暗号で,Ring-LWEに基づく暗号方式がなかった(気がする)ので,BGV方式ってどうなんとは思いました.ただ,LTVならNTRUなどに基づくので,それは安心なのかな~でも計算量どうなのかな~って感じです.秘密計算も面白そうですね.
後者は,これからも参加するかもな~という感じです.これから忙しくならなければいいですが・・・.

ちなみに今週は明日と明後日で「btokyo ONLINE 2021」を聴講するつもりです.ブロックチェーン周りの話題ですね.


先週の勉強について

って感じでした.
BIKEは思ったほど進みませんでしたね.今週で,Black-Gray Decodeの概要を掴みたいものです(3月までに追試実装までやりたいので). Mastering Bitcoinは明日からのカンファレンス用でじっくり読んでいました.今週はこれがメインでしたね.
量子情報関連は,ざっくりとやりました.ニールセンとチャンの方は,今週でPartⅠが終わるなって感じです.
量子力学は本当に少ししかやっていないので割愛.


先週読んだ論文です.
先週は「On the Construction of a Post-Quantum Blockchain for Smart City」を読みました.
昨年12月31日にArXivに出されたプレプリントです.

現在のブロックチェーンRSA素因数分解)署名やECDSA(楕円曲線DSA)署名を使っているものが多く,耐量子性が必要なので,この論文ではRainbow署名方式を用いていくつかの数値実験を行う,というものでした.
現状のブロックチェーンは量子耐性がないものがほとんどなので,対策が必要,というのはSCISでも聞いていたので,取っ掛かりはかなり良かったです.Rainbowは多変数多項式暗号に基づく署名方式で,NISTの第3ラウンドにも残っていますね.
っていうか体の大きさによって,多変数多項式暗号で取るべき手法って違うんですね・・・初めて知りました.多変数多項式暗号もどっかのタイミングで勉強したい.
この論文講読のコーナーも最近のArXivだけじゃなくて,SCISで興味をもった発表の参考文献を漁ってみるのもいいかもですね.


先週はこんな感じです.
今のところ耐量子暗号のうち,符号暗号を研究していますが,格子暗号や多変数多項式暗号にもある程度の理解は,ほしいものです.数学的な背景は問題ないはずなので,時間取って勉強したいなぁ.