有限体上の進捗

千葉にある大学で数学とプログラミングをやりながら走って情報保障をしています

4月第3週

今週もかなりドタバタしていました・・・.先月の31日に2年2ヶ月続けていたバイト先を辞めたのですが,それで時間が増えることなく,なんか別のことに時間を取られたって感じですね・・・.


先週の勉強について

って感じでした.
Shorのアルゴリズムはせっかくだし,qiskitで実装できるぐらいなるか〜と思い,続けています.
来週ぐらいには完結すればいいなって感じです.


BIKEは先週に引き続きずっと論文読む+先行研究の調査の続きです.
ただ,知識がなさすぎて論文読むのが辛い・・・.分からないことだらけなので,精査には時間がかかりますね.


Google Scholarで手動で色々調べるのがしんどくなってきた(早い)ので,「検索ワードを受け取って,検索結果に新たな論文が追加されたら自分のLINEに通知する」みたいなプログラムを書いています.
これも来週までに終わればいいなって感じです.


講義の課題はまあ仕方ないなって感じです.レポートなので,最後にまとめてやってもいいんですが,大学院はちょっと成績も重要視したいので,時間があるときに進めていきたいです.


論文読みましたのコーナーやります.
先週は「Two modifications for Loidreau's code-based cryptosystem」を読みました.
今年4月6日にarXivに出されたプレプリントです.

まず,metricとして,通常のHammingではなく,rankを採用します.
そのmetricの下で,Gabidulin codeというGRS code(Generalized Reed-Solomon code)のアナロジーを考え,Gabidulin codeを用いたMcEliece(Loidreau's code-based cryptosystem)の話です.
多項式時間のkey recovery attackで破られるという課題が最近?分かったものの,本プレプリントでその欠点を改善しています.
最終的にNISTの第3ラウンドでの符号暗号の候補(BIKEとかClassic McElieceとか)と性能を比較しています(まあ,候補は大体KEMなので元々の計算量が違うし,安全性のために犠牲にしている部分もあるから,直接比較しても意味ないんじゃ・・・と思いましたが).

感想としては,別のmetricで今までのものの類似を考える,というのはすごい情報理論ぽいなーと思いました(こなみかん).
LRPC符号っていうのをどこかで聞いたことありますが,それも関係しているのかなーとか思うと,視点の幅が広がりますね.


arXivの論文を読むやつも,信憑性に欠けるところはありますが?流行りのネタを収集する意味で続けていきたいものです.

4月第2週

かなりドタバタしていましたが,無事に院生になれました.
これから講義も多くなりそうですが,少しでも研究の成果を出せるようにしていきたいですね・・・.


先週の勉強について

って感じでした.
今まで「量子コンピュータによってRSA暗号Elgamal暗号は簡単に解ける」とおまじないで言ってきたのですが,実際のところ詳しく中身知らんな,と思い,セミナーで発表するために勉強しました.
(そんなこんなで先週・先々週はarXiv読んでないです)
さて読んだ感想ですが・・・めちゃくちゃ読みにくかった笑笑.行間多いっすね・・・勘弁・・・.
でも素因数分解をその視点から解くのか〜って感じで,読んでて面白かったです.量子アルゴリズムの理解もかなり深まった気がします. Groverのアルゴリズムとかも興味あったけど読めてないって感じだったので,熱があるうちに理解しようかなって感じです.
耐量子暗号をやる以上は,敵?を知らないとですね.


日本人でBIKEをテーマに研究している人(=論文を出している人)が今の所見つからんのですよね・・・薄々感づいていたことではありますが.やっぱりフランス・スイス・イタリアら辺の人が多いのかなって印象です.
当然のことながら指導教官も知る由もないって感じでした.ので,先行研究をかなり調査した時期でもありました.BIKEの参考文献はもちろん,Google Scholar で色々検索かけたりって感じで進めました.
ただ,Round3でもBIKEと直接関連する論文が少ないのは予想できていましたが,KEMのアルゴリズムの1つのEncapsulationの参考文献が見つからない・・・!
流石に全くない,のはおかしいので,恐らく探し方が悪いのかもしれませんが,それにしても見つからんな・・・って感じです.


符号暗号の書籍少なすぎ問題がエグいです.和書は東大の縫田先生だけで,それも15ページないし.洋書はSpringerのを持っていますが,ちょっと古いっていうかGoopa符号に寄り過ぎているので,そこまで参考にもならんしって感じです.
論文読む→まとめる→指導教官に報告する→論文探す→論文読む→・・・のサイクルが続きそうです.

3月第4週

少し遅れましたが?(明後日にまたエントリー記事を書きますが),先週分です.先週は「京都量子暗号ワークショップ」を聴講しました.
最後の同種写像暗号がやはり印象に残っているというか,あぁやっぱ面白そうだなと思える分野ですね.個人的には数論色強めの暗号(楕円曲線暗号とかElgamal暗号とか)にかなり興味があるので,時間があれば勉強したいですね.
というか,院からのセミナーが輪読ではなく,自分で勉強したことの発表らしいので,それを口実に耐量子暗号は実装含めて諸々押さえておきたいです.

今週は現在進行形で「量子情報春の学校」に参加しています.
明日からが興味のあるところのメインなので,非常に楽しみです.


先週の勉強について

  • BIKE
  • 量子情報

って感じでした.
先週は,院からの指導教官へテーマ発表を行なったり,そのスライド作成をしたりで少し忙しかったです.
自分が取り組みたいと思っているテーマがかなり難易度が高いようですが,できる限り頑張っていきたいものです.
量子情報は軽く本を読んだだけって感じです.
っていうか,3日前に卒業式があって,無事に卒業できたのですが,その準備など色々あって全然勉強できなかった・・・.今週も進捗あまり良くないんですけどね・・・.


先週読んだ論文です.
先週は「Moderate Density Parity-Check Codes from Projective Bundles」を読みました.
今年3月17日にArXivに出されたプレプリントです.

Projective Bundle を使って(有限幾何的な視点から)MDPC符号を効率よく実装する,という論文です.
実はしっかり読みきれていない,っていうか,地味に研究に使えそうな論文かなと思ったので,じっくり読む論文に回そうと思っているので,感想は割愛します.
毎週読む論文はさらっと読むというか,「教養」的な立ち位置で読んでいるので,しっかり読もうと思ったものはこんな感じで後日に回します.
(まあ,有限幾何の知識が足りなくて中々読み進められないのが本音といえば本音ですが・・・)


先週はこんな感じです.
そろそろ本当に院生としての自覚を持って取り組まねば・・・.

3月第3週

先週は勉強以外のことでかなり忙しくて更新をパスしてしまいました.
先々週はブロックチェーン周りのシンポジウムに参加して,その後はずっと調べ物していました(つみたてNISAとか).先週は,院からの研究室のMTGがあったり,研究室のPCの環境構築をしたりしていました.

ちなみに今週は明後日に「京都量子暗号ワークショップ」を聴講するつもりです.


先週の勉強について

  • BIKE

って感じでした.
BIKEしかやっていないのでかなり進みましたし,研究の方針も見えました.やっぱり KeyGen と Encaps が課題のようですね.
Decaps は Black-Gray-Flip 含めてかなり理解できたので,今月中に追試実装まで到達したいものです.
後は上述のとおりで環境構築をずっとやっていました.Macで環境構築をするのは初めてだったので,ハマりポイントが多くて大変でした・・・.


先週読んだ論文です.
先週は「DNA codes over two concommutative rings of order four」を読みました.
今年2月13日にArXivに出されたプレプリントです.
*ちなみに先々週は「On the size of Levenshtein Balls」(今月2日にarXivでのプレプリント)を読んだんですが,レビューは長くなりそうなので割愛

DNA code を誤り訂正から見る理論の話です.
DNA はヌクレオチドが4つあるから,位数が4の体をベースにして,$ GF(4) $ と $ \mathbb{Z}_4 $ ではなく,それ以外の体(ではなく環,標数が2で右からの作用で不変)上で考察をする感じです.誤り訂正の話は実はそんなになくて,GC含量を求める話がメインでした.
今まで DNA code に興味はあったものの実際のところは知らなかったので,かなり面白かったです.
量子計算でも量子化学計算なる分野がありますし,自分がやっている情報系の分野が一見すると全く関係ない他の科学分野と結びつくのはすごいとしか言いようがないですね.


先週はこんな感じです.
実は2月からずっと週20時間のバイトをしているのですが,社会人になったらこれの倍かぁと思うと少し嫌ですね・・・.一昨日に実は自分のノルマが全然終わらなくて,10時間ぐらい作業をしていた(作業量が最近バグっている)のですが,確かにこの後は勉強できんわってなりました.なんとなく社会人の日平均勉強時間が6分なのも頷けます.
下手しい今しか満足に勉強できないのかなとも思いますので,ひとまず勉強がんばります.

2月第5週+3月第1週

先週は24(水)「最強DB講義 #4 いつでもどこでも秘密計算の時代へ」を聴講し,25(木)「「量子コンピュータによる機械学習」読書会」の勉強会に参加しました.
前者は,秘密計算の勉強を前に少ししていたので,分かりやすかったです.ただ,NIST大3ラウンドに残った格子暗号で,Ring-LWEに基づく暗号方式がなかった(気がする)ので,BGV方式ってどうなんとは思いました.ただ,LTVならNTRUなどに基づくので,それは安心なのかな~でも計算量どうなのかな~って感じです.秘密計算も面白そうですね.
後者は,これからも参加するかもな~という感じです.これから忙しくならなければいいですが・・・.

ちなみに今週は明日と明後日で「btokyo ONLINE 2021」を聴講するつもりです.ブロックチェーン周りの話題ですね.


先週の勉強について

って感じでした.
BIKEは思ったほど進みませんでしたね.今週で,Black-Gray Decodeの概要を掴みたいものです(3月までに追試実装までやりたいので). Mastering Bitcoinは明日からのカンファレンス用でじっくり読んでいました.今週はこれがメインでしたね.
量子情報関連は,ざっくりとやりました.ニールセンとチャンの方は,今週でPartⅠが終わるなって感じです.
量子力学は本当に少ししかやっていないので割愛.


先週読んだ論文です.
先週は「On the Construction of a Post-Quantum Blockchain for Smart City」を読みました.
昨年12月31日にArXivに出されたプレプリントです.

現在のブロックチェーンRSA素因数分解)署名やECDSA(楕円曲線DSA)署名を使っているものが多く,耐量子性が必要なので,この論文ではRainbow署名方式を用いていくつかの数値実験を行う,というものでした.
現状のブロックチェーンは量子耐性がないものがほとんどなので,対策が必要,というのはSCISでも聞いていたので,取っ掛かりはかなり良かったです.Rainbowは多変数多項式暗号に基づく署名方式で,NISTの第3ラウンドにも残っていますね.
っていうか体の大きさによって,多変数多項式暗号で取るべき手法って違うんですね・・・初めて知りました.多変数多項式暗号もどっかのタイミングで勉強したい.
この論文講読のコーナーも最近のArXivだけじゃなくて,SCISで興味をもった発表の参考文献を漁ってみるのもいいかもですね.


先週はこんな感じです.
今のところ耐量子暗号のうち,符号暗号を研究していますが,格子暗号や多変数多項式暗号にもある程度の理解は,ほしいものです.数学的な背景は問題ないはずなので,時間取って勉強したいなぁ.

2月第4週

先週は17(水)の「NICTサイバーセキュリティシンポジウム2021」と20(土)「NICT Quantum Camp 最終発表会」を聴講しました.
前者は個人的には,耐量子がメインでした.あと,SecHack365がおもしろそうだな~という感じです.
後者は初めのメルカリでの量子への取り組みが印象的でした.
(本当に参加したのかっていうぐらい薄っぺらい感想)

ちなみに今週は「最強DB講義 #4 いつでもどこでも秘密計算の時代へ」を聴講し,「「量子コンピュータによる機械学習」読書会」の勉強会に参加するつもりです.
後者は,良さそうならこれから毎週参加する,という感じですね.


実は,要約筆記、というものをやっていて,その試験が本日ありました.
要約筆記の内容とか試験の感触とかも書こうかな~と思ったのですが,長くなりそうなのでまたの機会に笑.
そんなこんなで,先週はかなりの時間をそれらの勉強に費やしていたので,自分の勉強はあまりできませんでした・・・.


(勉強していない前置きが長くなりましたが,)先週の勉強について,主に

  • BIKE

しかできませんでした・・・.今週がんばろっと.
今週は量子力学・量子情報・BIKEを中心にやっていきます.やっと耐量子を研究してます,って言えるような内容になってきましたね?


先週読んだ(今さっき読み終えた)論文です.
先週は「Biometrics in the Era of COVID-19: Challenges and Opportunities」を読みました.
3日前?にArXivに出されたプレプリントです.

コロナによって生体認証にどう影響があったか,ですね.主にマスクをした場合や手を消毒をした(ジェルなどをつけた)場合での,いろいろな生体認証の実験をする流れです.
透明なフェイスシールドでも,光の反射などの影響で顔認証の精度に影響する,のは興味深かったです.
あと途中で(用語としては出てきていませんが)precisionとrecallの話題があって,こういうときにも使われるのねってなりました.

ちなみに「iris」をずっと「アヤメ」だと思って読んでいた(機械学習とかでよく出てくるデータセット)んですが,なんかおかしいな・・・と調べてみた所,「虹彩」なんですね.初めて知りました.


先週はこんな感じです.
あまり勉強できないだろうなっていうのはありましたが,まさかここまでとは・・・.
今週は巻き返していきたいですね.

2月第3週

先週は11(木)に行われた「2020年度未踏ターゲット事業成果報告会」を聴講しました.
量子コンピュータ関係の発表で,発想が面白かった(興味深かった)です.
なんかこういう事業に取り組むのも良いかな~と思う一方,インターンにも取り組みたいので,時間との相談って感じですね.

ちなみに今週は「NICTサイバーセキュリティシンポジウム2021」と「NICT Quantum Camp 最終発表会」を聴講するつもりです.どちらも楽しみですね.


勉強について,主に

をやっていました.下2つは今までの復習をメインにやっていました.
ただ,量子情報は3月から参加したい勉強があるので,少し早めに進めていかないとなとは思っています・・・.
上2つは,新規の内容も多くて,あまり進まなかったですが,ブロックチェーンは軽め?そうで良かったです.
BIKEは全然self-containedじゃない(と思っている)ので,参考文献をかなり当たる必要がありそうだな~と感じています.特にBlack-Gray-Flip Decoderは分からないので,それまでの論文も踏まえて概要の把握までは行きたいな~と思っていたり思っていなかったり.


あっ,あと,なるべく論文にも慣れていきたいと思い,毎週土日に何かしらの論文を1本読んでいこうと思います.
モチベ的にも短めで分かりやすいものを選ぶつもりです.

今週は「Proximal Decoding for LDPC-coded Massive MIMO Channels」を読みました.
4日前?にArXivに出されたプレプリントです.

大雑把には,gradient を使って数値計算的に復号する,というものでした.トータルの計算量が既存の手法とあまり変わらない,というのが興味深かったです.
個人的には,ここら辺の数値計算の分野は興味はあるものの,全く詳しくないので,色々と調べながら読みました.


先週はこんな感じです.モチベ的にも良い1週間だったかなと思います.
ただ今週はインターン先の案件の納期が近いので,あまり勉強できないかもな・・・って感じです.